スペイン旅行記―2日目

ainokaze9392005-09-24

ぐっすり眠るはずが、お互い興奮して6時には起きてしまった二人。
お互い朝シャワーを浴びながら、TVで天気予報をチェック。今日は27度になるらしい。
朝8時に朝食を食べ、セイフティボックスにパスポートや財布を入れ、準備をすること1時間。今日はアトレティコのユニを着ての市内観光。所持金100ユーロで今日の旅をスタートさせました。

まず、地下鉄3号線に乗ろうとしたが見当たらず。後でわかったことだが今工事中だったので探しても見つかるわけも無く。
国鉄デリシアス駅前からタクシーを拾ってまずは今日行われるサッカーのチケットを買うためにスタジアムへ向かう。
"Quisiera ir a Vicente Calderon"(ビセンテカルデロンに行きたい)といったのですが、発音が悪かったのかCalderon?と聞き返されてしまう。Lは舌を上につける発音なので日本人的な聞こえ方はカーデロンでした。
スタジアムに11時チョイ前に到着。早速スタジアムを左回りに歩くが、誰も人を見かけない。チケット場らしきものが見えたが人は他に1人しかいない。
その人に、"Esto es Taquilla?"(これはチケット売り場ですか?)と聞いたらそうだと答えが返ってきた。しかし、スタジアムの人が中から顔を出して、そのおじさんとなにやら話をしている。そしておじさんはさらに左側へ進もうとするが、工事中で行き止まり。元来た道を戻って右側へ歩き出す。
途中不安になって他の人にもチケットを買いたい旨を伝えたら、やはりおじさんの歩く方向を指して、5番だと言う。それを信じて歩いたら、ダフ屋と公式チケット売り場が見えてきた。
チケットはゴール裏2階が26ユーロ。3階が22ユーロだった。"Dos Primera Fondo, por favor"(2階席を2枚お願いします)と言うと、Viente seis(26ユーロ)と言われる。1枚26ユーロなので1枚と勘違いされたと思い、2枚だと念押しして55ユーロ支払うと、3ユーロ帰ってきた。片言のスペイン語もちゃんと通じているらしい。

次に翌日の闘牛場のチケットを買うために、地下鉄5号線で(これはあった!)ベンタス駅へ向かうことに。
地下鉄は危ないとガイドブックにも書いてあったのですが、やはり雰囲気はヤバかったです。しかも途中でトランペットを演奏する大道芸人や赤ん坊を背負った物乞いがいて怖かったです。無視していたらなにもされていなかったですが。友人も「地下鉄は乗りたくない」と言っていました。
闘牛場でチケットを購入したが、Tentido(2階席)とうまくいえなかったのかチケット売り場のお兄ちゃんに笑われていたように思います。因みにチケット代は17ユーロ。

それからまた地下鉄で戻り、オペラ駅から王宮へ向かおうとしたらなぜか逆側のプエルタ・デル・ソルに到着してしまう。スペイン電車爆破テロのとき、200万人が集まったといわれるスペインの中心的場所である。
そこから地図を確認して王宮へ向かう。入場料8ユーロ。アトレティのユニを着ていたので、チケット売りの人に「アトレティ! フェルナンドトーレス!」と騒がれ、背番号を見せて欲しいとジェスチャーされたが、残念ながら番号はまだついていないので少し残念そうだった。
王宮は見るところも多く広い。初めて王宮に住んだというカルロス三世の部屋など、カルロス三世関係が多かったかな。

王宮を出たところで14時。ちょうどお昼の時間。
グランビア通りまで歩き、パエーリャ専門店へ足を運ぼうとしたら、路地裏でちょっと怖いところに入ってしまった。やっとのことで見つけた店も混んでいたのでさっさと退散。結局グランビア通りのカフェテリアで昼食をとることに。
初めてパエーリャを食し、ビールを味わい、16ユーロ。

午後はプラド美術館へ向かい、エルグレコゴヤの作品を見る。着衣のマハと裸体のマハは後世、エロゲーを作る際にヒントとなった作品だ(嘘です
ホテルに到着したのは18時チョイ前。小休止。

それから19時チョイ前にサッカー場へタクシーで乗り付けることに。
タクシーに乗って行き先を告げると、"Atletico Freak?"と聞かれたり、スタジアムに近づくと道を歩いているサポーターから「アトレティ?」「フェルナンドトーレス!」と騒がれる。俺もつい気分がハイになる。
渋滞の為にスタジアムの少し前で降ろしてもらい、徒歩でスタジアムへ歩いていく。売店にはビールが売っていなかったから仕方なくコーラを飲むことに。
そうこうしているうちに選手入場。アトレティコの応援歌を口ずさんでいると、隣から"Japones?"と聞かれる。"Soy japones!"(日本人です)と言って、それから一緒に応援歌を歌った。
試合は序盤ヘタフェが若干押し気味に試合を進めるものの、アトレティもペドロフの左サイド崩しからいいセンタリングを上げていくつかチャンスを作る。しかし決定的チャンスにも決められない。
0−0で後半、ヘタフェはアトレティの選手を強引に押し倒して一発レッドで10人となる。
しかしその少し後、アトレティがスライディングでボールを取ろうとしたところをヘタフェがわざと大げさに転んでFKを得る。それが直接決まってしまい0−1。
そうなると引いて守るのがヘタフェ。線審がわけのわからないオフサイドを取るからなかなか崩せず1対1でも勝てず、試合終了。なんかむかつく試合だった。
スペインにもクソ審判はいる、ってことなんだな。

帰りは地下鉄一駅乗ってタクシーを拾おうとしたが拾えず。地下鉄で帰る事にした。ホテル着は23時。
そういえばメシは喰っていなかったがあまりに疲れたのでビールを腹に流し込んでシャワーを浴びて寝ることにした。
翌日の打ち合わせもあって、結局寝たのは24時半だった。